大の里と高安の対戦成績は?本割・優勝決定戦・金星の記録を解説

大の里:高安との対戦/本割と決定戦/入門前の関係

横綱・大の里と元大関・高安は、2025年3月場所の優勝決定戦や、2026年9月場所の高安の金星で注目された組み合わせです。しかし、この2人の関係を調べると、勝敗だけでは見えてこないつながりがあります。大の里は入門前、高安から実際に稽古をつけてもらい、二所ノ関部屋へ進む後押しも受けていました。

対戦成績は2026年9月場所終了時点で本割8番・大の里の5勝3敗。これとは別に2025年3月の優勝決定戦は大の里が勝っています。本割と決定戦を混ぜず、公式星取表、当時の取材、公式取組動画を使って、全対戦と2人のつながりを整理します。

大の里と高安の対戦成績|本割と優勝決定戦は別に数える

下の集計は日本相撲協会の星取表をもとに、相撲びとの検証済み対戦データから生成しています。今後の本場所で両者が再び対戦した際も、元データの同期・検証が完了すれば数値が更新されます。

大の里 対 高安|本割の通算対戦

大の里の勝ち5
大の里の負け3
大の里の勝率62.5%

直近5回の本割対戦

  • 2026年9月場所・4日目● 大の里の負け
  • 2026年1月場所・12日目○ 大の里の勝ち
  • 2025年11月場所・1日目○ 大の里の勝ち
  • 2025年9月場所・11日目○ 大の里の勝ち
  • 2025年7月場所・9日目○ 大の里の勝ち

本割の対戦数:8番。優勝決定戦・巡業の取組は含めません。
記録の確認日:2026年11月6日(日本相撲協会の過去の星取表を同期)。公式記録を確認する。

2026年9月場所までの本割8番をすべて見る

場所日目大の里から見た結果その取組の見どころ
2024年5月2日目● 負け新小結として迎えた場所で高安に敗れた
2025年3月10日目● 負け高安が本割で大の里を破り、優勝争いをリード
2025年5月2日目○ 勝ち大の里の2場所連続優勝へ向けた序盤戦
2025年7月9日目○ 勝ち大の里が新横綱として初めて迎えた場所
2025年9月11日目○ 勝ち大の里が後に5回目の幕内優勝を決めた場所
2025年11月初日○ 勝ち11月場所の初日から顔を合わせた
2026年1月12日目○ 勝ち大の里の本割での5連勝目
2026年9月4日目● 負け高安が突き倒しで金星。大の里の連勝が止まる
大の里を基準に勝敗を表記。日本相撲協会の過去の星取表を照合。2026年9月場所終了時点の本割のみの履歴であり、巡業や優勝決定戦を含まない。

本割8番に対して、大の里が勝った5番、高安が勝った3番です。2025年3月は本割で高安、優勝決定戦で大の里が勝っているため、同じ場所で2度対戦しています。「6勝3敗」と数える場合は優勝決定戦を含む合計である点を明示する必要があります。

2025年3月場所|本割で高安が勝ち、優勝決定戦では大の里が逆転

2025年3月場所の10日目、大関だった大の里は平幕の高安と本割で対戦して敗れました。高安はその時点で優勝争いの先頭に立ちましたが、場所の終盤は両者の星が接近します。

千秋楽の3月23日、高安は阿炎を上手出し投げで破って12勝3敗。一方、大の里は結びの本割で大関琴櫻を寄り切り、同じく12勝3敗としました。その結果、両者による幕内優勝決定戦が実現しました。千秋楽の経過を伝える日刊スポーツ。

決定戦の勝負どころは「前に出続ける」こと

決定戦の大の里は立ち合いから高安に圧力をかけました。高安に左を差されても足を止めず、土俵際の下手投げをこらえて後ろへ回り込み、送り出しで勝利しています。高安はまたしても初優勝に届かず、大の里は大関として初の優勝、通算3回目の幕内優勝を飾りました。優勝決定戦の詳報。

この一番は、ただ「若い力士がベテランに勝った」という場面ではありません。相手に得意な差し手を作られても前進を続け、最後まで足を運ぶ技術が勝負を決めました。大の里の取り口を知ってから動画を見ると、右差しが使えないときにも勝ち筋があることを確かめられます。

2025年3月場所・大の里対高安の幕内優勝決定戦。日本相撲協会公式チャンネル。

相撲好きには、本割で高安がどう勝ったかと、決定戦で大の里がどこを修正したかを比べると、同じ2人の勝負がより面白くなります。本割は高安、決定戦は大の里と勝者が入れ替わったところに、この対戦の面白さがあります。

2026年9月場所4日目|高安が突き倒しで7個目の金星

2026年9月16日、横綱大の里は東前頭2枚目の高安と対戦。立ち合いでは高安の当たりが強く、大の里は後退して引く形になり、土俵際で体勢を崩して突き倒しで敗れました。大の里にとってこの場所の初黒星です。当日の詳報。

高安にとっては通算7個目の金星でした。横綱から平幕力士が本割で勝った場合に金星が付きますが、優勝決定戦の勝敗では金星になりません。2025年3月の大の里はまだ大関、高安は平幕でしたので、2026年の対戦と意味が違います。金星の年齢記録を伝える記事。

なぜ大の里は負けた?立ち合いの攻防で見る

2026年9月の一番は、高安が立ち合いから先手を取り、大の里が前へ押し返す前に動かされたという流れです。八角理事長も高安の立ち合いを高く評価しました。大の里本人も敗戦後、前に出る意識を持って立て直す趣旨の発言をしています。理事長の解説。

注目したいのは、体の大きい大の里がいつも立ち合いで押し勝つわけではないことです。高安は正面からの圧力で相手を起こし、大の里に後手の動きを選ばせました。2人の対戦では、まわしの有無だけでなく、最初の一歩でどちらが相手の体勢を変えたかが勝負の分かれ目になります。

2026年9月場所4日目・横綱大の里対高安。高安の立ち合いと突き倒しが見られる公式映像。

高安は大の里にとって「恩人」|入門前の稽古から横綱土俵入りまで

両者の関係を語るうえで外せないのが、二所ノ関部屋への入門前の話です。日体大4年生だった大の里が入門先を考えていたころ、二所ノ関部屋へ体験入門しました。そこへ出稽古に来ていた高安が稽古をつけ、部屋選びの背中を押したことが取材で明かされています。2025年3月の日刊スポーツ。

高安は大の里の師匠・二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の現役時代の弟弟子。現在は高安が田子ノ浦部屋、大の里が二所ノ関部屋に所属しますが、同じ二所ノ関一門につながる関係です。大の里にとって単なる対戦相手ではなく、角界入りの前から知る先輩でもあります。

2025年5月の優勝パレードで旗手を務めた

大の里が2025年5月場所に2場所連続4回目の優勝を決めると、優勝パレードの旗手を高安が務めました。3月の優勝決定戦では高安の初優勝を阻んだ相手ですが、5月には大の里の快挙を祝う側に回っています。旗手に高安が選ばれた際の取材。

横綱土俵入りの「太刀持ち」も務めた

2025年5月28日に横綱昇進が正式決定した大の里は、奉納土俵入りで高安を太刀持ち、竜電を露払いに迎えました。太刀持ち・露払いは横綱に付き添って土俵入りを支える役で、横綱と縁の深い力士が担うことがあります。高安は師匠・稀勢の里の横綱土俵入りでも太刀持ちを務めた経験があり、師弟2代にわたる役目となりました。横綱土俵入りを伝える記事。

相撲ファンとしては、優勝決定戦でぶつかった2人が、その後に優勝パレードや横綱土俵入りで並ぶ姿にも、競技ならではの関係性を感じられるでしょう。

大の里と高安の勝負をもっと楽しむ3つの観戦ポイント

1.立ち合いの圧力はどちらが先に伝える?

大の里の得意技は突き・押し・右四つ・寄り。高安も力強い当たりを武器にし、2026年9月にはその立ち合いが勝因になりました。立ち合い直後の足の位置と、押された側の上体が浮く瞬間を見比べると、勝負の入り口が分かります。

2.前に出る大の里を、高安はどう止める?

2025年3月の決定戦で大の里は高安の反撃を受けても足を止めず、送り出しで勝利。一方、2026年9月には高安が先に圧力をかけて主導権を取りました。同じ組み合わせでも、先に自分の形へ持ち込んだ側が変わることが面白さです。

3.「元大関」「横綱」という肩書きだけで勝負を見ない

2025年3月は大の里が大関、高安は前頭。2026年9月は大の里が横綱、高安は前頭でした。しかし後者では高安が勝っています。番付の違いだけで結論を決めず、取組ごとの攻防を見る価値があります。

大の里と高安の対戦についてよくある質問

大の里と高安は何勝何敗?

2026年9月場所までの本割は大の里の5勝3敗です。2025年3月の優勝決定戦で大の里が勝った1番を含めると、両者の対戦は合計9番・大の里の6勝3敗です。記事上部の自動集計は本割のみを表示します。

高安は大の里に勝ったことがある?

あります。2024年5月場所、2025年3月場所、2026年9月場所に本割で勝っています。2026年9月の勝利は、横綱大の里からの金星となりました。

2025年3月場所はどっちが勝った?

10日目の本割は高安、千秋楽に行われた優勝決定戦は大の里が勝ちました。優勝したのは大の里です。

高安は大の里の師匠?

いいえ。大の里の師匠は二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)です。高安は師匠の現役時代の弟弟子で、大の里の入門前に稽古をつけた先輩という関係です。

まとめ|高安戦は勝敗だけでなく、稽古から続く関係が面白い

大の里と高安の対戦は、2026年9月場所までの本割で大の里の5勝3敗。2025年3月の優勝決定戦は大の里、2026年9月の金星は高安という、印象的な勝負が続いています。

加えて、高安が大の里の入門を後押ししたこと、2025年の優勝パレードで旗手を務めたこと、横綱土俵入りの太刀持ちを務めたことも、この組み合わせならではの魅力です。勝敗だけを眺めるのではなく、立ち合いの押し合いと、先輩後輩のつながりまで知ると、次に対戦するときの楽しみが増えます。

関連して、大の里が強い理由・右差しと左おっつけ、大の里の歴代優勝と決定戦も確認できます。

参考資料・出典

本割と優勝決定戦の結果は別に扱い、対戦の日付・金星・優勝決定戦の経過について当時の報道と公式取組映像を照合しています。

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