大の里と豊昇龍の対戦成績は?本割2勝9敗・優勝決定戦を動画で解説

横綱・大の里と豊昇龍の直接対戦成績は、2026年9月場所終了時点で大の里の2勝9敗です。ただし、これは不戦勝と不戦敗を各1回含む本割の記録。実際に土俵で相撲を取った9番に限れば大の里の1勝8敗となります。さらに2025年9月場所の優勝決定戦では大の里が勝っていますが、この1番は本割とは別に数えます。

この記事では、初対戦から最新の一番までを11番の勝敗一覧・決まり手の傾向・横綱同士の優勝決定戦に分けて整理します。日本相撲協会が公開した実際の取組動画も途中に配置し、「どちらが強いのか」「なぜ豊昇龍に相性が悪いといわれるのか」を数字と映像から考えます。

大の里と豊昇龍の対戦成績は?3つの集計を比較

集計方法大の里の成績何を数える?
本割の公式勝敗2勝9敗11番。2024年7月の不戦勝と2025年11月の不戦敗を含む
土俵で成立した本割1勝8敗9番。両力士が実際に取った相撲だけを集計
2025年9月の優勝決定戦1勝0敗本割の星取表とは別の優勝決定戦のみ
基準:2026年9月場所千秋楽終了時点。大の里から見た勝敗。日本相撲協会公式の両力士の星取表を照合して分類。

よくある「豊昇龍が9勝2敗」という表記は、大の里から見ると2勝9敗であり、同じ数字を逆側から書いたものです。一方、9番の実際の相撲だけで1勝8敗という数字は、不戦の2番を除いて計算したものです。

11番をすべて一覧に|開催場所・番付・勝敗・決まり手

次の一覧は大の里側から見たものです。対戦した場所と番付を並べているので、前頭・関脇・大関・横綱へ昇進していく過程で、豊昇龍との相性がどう変わったかが分かります。

本場所・日当時の番付(大の里/豊昇龍)大の里勝負と決まり手
2024年1月・11日目前頭15枚目/大関●下手投げ(豊昇龍)
2024年3月・千秋楽前頭5枚目/大関●下手投げ(豊昇龍)
2024年5月・11日目小結/大関●下手投げ(豊昇龍)
2024年7月・13日目関脇/大関○不戦勝(取組不成立)
2024年9月・14日目関脇/大関○押し出し(大の里)
2024年11月・13日目大関/大関●とったり(豊昇龍)
2025年1月・13日目大関/大関●首投げ(豊昇龍)
2025年5月・千秋楽大関/横綱●上手ひねり(豊昇龍)
2025年9月・千秋楽横綱/横綱●押し出し(豊昇龍)
2025年11月・千秋楽横綱/横綱●不戦敗(取組不成立)
2026年1月・千秋楽横綱/横綱●寄り切り(豊昇龍)
大の里の○=白星、●=黒星。2024年7月の不戦勝、2025年11月の不戦敗には決まり手がないため、取組成立数には含めない。優勝決定戦もこの表には含まない。

取組の日付・白星と黒星・不戦の有無は日本相撲協会「大の里の過去の星取表」と豊昇龍の過去の星取表を突き合わせ、決まり手は各場所の取組結果で確認しています。

2024年1月の初対戦|新入幕の大の里を豊昇龍が下手投げ

初対戦は2024年1月24日、初場所11日目。西前頭15枚目として新入幕したばかりの大の里と、すでに大関だった豊昇龍が対戦しました。当時は両者とも8勝2敗で迎えた注目の一番。

立ち合いから大の里が前に出て土俵際まで攻め込んだものの、豊昇龍は右の下手投げで逆転。両者の体格と、土俵際での対応の違いが印象に残る取組です。豊昇龍は取組後、高校時代以来の対戦だったことにも言及しています。

公式YouTubeで見る|最初の豊昇龍戦

2024年1月場所11日目・大の里対豊昇龍|日本相撲協会公式チャンネル

この一番はベースボール・マガジン社の相撲編集部の記事でも取材され、土俵際の下手投げが大きな見どころとして伝えられました。

2024年の対戦|3度の下手投げから、大の里の初白星へ

1月・3月・5月は豊昇龍が3連続で下手投げ

2024年1月・3月・5月場所に成立した3番は、いずれも豊昇龍の下手投げで大の里が敗れました。偶然一度同じ決まり手になっただけでなく、異なる場所でも投げに持ち込まれていたことが特徴です。

大の里には強い前進力がありますが、相手にまわしを取られて土俵際で体勢を崩されると、前に出る力だけでは勝ち切れない場面があります。これは3番の結果から読み取れる傾向であり、技術的な課題を本人や師匠が断定した発言という意味ではありません。

7月の不戦勝は、土俵で豊昇龍を破ったわけではない

2024年7月場所の13日目は豊昇龍が休場したため、大の里の不戦勝となりました。この白星は公式戦の成績に入りますが、力と技を競った結果ではないため、実際に取った9番の成績を出す際には除外します。

9月場所14日目、関脇・大の里が押し出しで初勝利

2024年9月場所14日目には、関脇へ昇進していた大の里が大関・豊昇龍を押し出しで破りました。初対戦から勝ち星を奪えなかった相手に、土俵の上で初めて勝利した一番です。

この場所で大の里は13勝2敗で幕内優勝。豊昇龍との一番を含め、若手から大関昇進候補へと成長した姿が際立つ場所になりました。ただし、翌11月には大関同士の対戦で豊昇龍にとったりで敗れています。

2025年はどうだった?首投げ・上手ひねり・優勝決定戦

2025年1月場所|豊昇龍が首投げで勝利

2025年1月場所の13日目、大関同士の対戦では豊昇龍が首投げで白星を挙げました。この場所で豊昇龍は12勝3敗の成績で幕内優勝し、3月場所から横綱となります。

大の里も同じ年の5月場所後に横綱へ昇進するため、2025年は2人の番付が大きく変化した年でもありました。

2025年5月場所|大の里の全勝を豊昇龍が止める

2025年5月場所千秋楽では、大関・大の里が14戦全勝で迎え、横綱・豊昇龍と対戦しました。結果は豊昇龍の上手ひねり。大の里は14勝1敗で優勝を決めていましたが、全勝優勝はなりませんでした。

この結果は「豊昇龍は大の里に相性が良い」と話題になる理由の一つです。ただし、優勝回数や横綱としての総合力まで、この一番だけで決められるものではありません。

2025年5月場所千秋楽・横綱豊昇龍対大関大の里|日本相撲協会公式映像

2025年9月場所|千秋楽の本割と優勝決定戦で勝者が逆転

両者が横綱となって迎えた2025年9月場所は、対戦成績を理解するうえで特に重要です。千秋楽の本割では大の里が13勝1敗、豊昇龍が12勝2敗。ここで豊昇龍が勝てば、勝敗が並ぶという場面でした。

本割では豊昇龍が押し出しで勝利

千秋楽の本割は豊昇龍が押し出しで勝ち、両者が13勝2敗で並びました。これは大の里にとって、本割11番に含まれる1敗です。

2025年9月場所・千秋楽の本割。豊昇龍の押し出し|日本相撲協会公式

優勝決定戦では大の里が寄り倒しで勝利

続く優勝決定戦は大の里が寄り倒しで勝利し、5度目の幕内優勝を決めました。この一番は、公式の本割11番には加えません。

同じ日に「本割で豊昇龍が勝ち、優勝決定戦で大の里が勝つ」という結果になったため、「2025年9月はどちらが勝った?」という疑問には2つの正しい答えがあります。検索結果で数字が食い違って見える大きな理由の一つです。

2025年9月場所・横綱同士の優勝決定戦。大の里の寄り倒し|日本相撲協会公式

本割と決定戦の両方はスポーツナビの2025年9月場所千秋楽の取組結果でも別々に掲載されています。映像を見比べると、同じ相手でも立ち合いの形や土俵際の展開が変わることが分かります。

2025年11月と2026年1月|不戦敗と横綱同士の再戦

2025年11月は大の里が千秋楽休場、豊昇龍の不戦勝

2025年11月場所の千秋楽には大の里と豊昇龍の対戦が組まれていましたが、左肩の負傷によって大の里が休場し、豊昇龍が不戦勝となりました。これは本割の成績上は豊昇龍の白星ですが、実際の取組は行われていません。

肩の診断書や休場・復帰の経緯は、大の里の休場理由と左肩の怪我の記事で詳しく説明しています。ここでは、直接対戦成績の数え方に必要な点だけを扱います。

2026年1月場所千秋楽は豊昇龍が寄り切り

2026年1月25日の初場所千秋楽、両横綱が直接対戦しました。大の里は10勝4敗、豊昇龍は9勝5敗で迎えた一番を、豊昇龍が寄り切りで制しています。

2026年9月場所終了時点では、これが両者の最新の直接対戦です。2026年3月場所は大の里が途中休場、5月場所は両者が休場し、7月場所は対戦が組まれず、9月場所は豊昇龍が全休したため、1月以降の対戦はありません。

2026年1月場所千秋楽・横綱豊昇龍対横綱大の里|日本相撲協会公式

決まり手で見る相性|豊昇龍は投げ、大の里は前進力

比較のポイント対戦成績から分かること
大の里が本割で実際に勝った取組2024年9月場所の押し出し1番
豊昇龍が本割で実際に勝った8番下手投げ3番、とったり1番、首投げ1番、上手ひねり1番、押し出し1番、寄り切り1番
2025年9月の優勝決定戦大の里の寄り倒し1番。本割とは別
不戦勝・不戦敗2024年7月と2025年11月の各1番。決まり手は付かない
両者が土俵で成立させた本割9番と、優勝決定戦1番の内訳。公式記録から当サイトが集計したもの。

豊昇龍の下手投げが3回続いた意味

大の里の本割8敗のうち、3番が下手投げによるものです。特に新入幕から小結へ上がる2024年の3場所に集中しています。単に「大きい体を投げた」という見方ではなく、前進してくる相手の力をまわしの取り方や土俵際の体の使い方で切り替えていた点が観戦のポイントです。

大の里が勝ったときは「前へ出る相撲」が形になった

大の里が豊昇龍を土俵上で破った2024年9月の本割は押し出し、2025年9月の優勝決定戦は寄り倒しでした。決まり手だけで相撲の内容を断定はできませんが、どちらも相手に前へ圧力をかけ、土俵外へ出す・倒す結果になっています。

日本相撲協会の公式プロフィールでも、大の里は寄り切り・押し出しを得意とし、豊昇龍は右四つからの寄りや投げを得意としています。両者が得意とする形の違いが、直接対戦にも表れたと考えられます。

どっちが強い?優勝回数と直接対戦は分けて考える

2026年9月場所終了時点の幕内優勝回数は、大の里6回、豊昇龍2回。ただし、両者の直接対戦で優位に立ってきたのは豊昇龍です。これは矛盾ではありません。優勝は15日間を通じて多くの力士と対戦した総合結果であり、直接対戦はあくまで特定の相手との相性を示す数字だからです。

観戦するときは、立ち合いからの押し込み/まわしを取るまでの速さ/土俵際で体勢を残す力の3点に注目すると、一番の中で優劣が入れ替わる理由を理解しやすくなります。

2026年9月場所は豊昇龍が全休。直接対戦はなし

2026年9月場所の大の里は12勝3敗で通算6度目の幕内優勝を果たしました。一方、豊昇龍は0勝0敗15休で全休。この場所に両横綱の対戦はありません。大の里が優勝を決めた千秋楽の安青錦戦は、大の里と安青錦の全6番の対戦成績で詳しく解説しています。

次の投稿は、二所ノ関部屋が公開した2026年9月場所の大の里本人の優勝写真です。豊昇龍との取組の写真ではありません。現在の姿を見られる公式資料として紹介します。

2026年9月場所の大の里|二所ノ関部屋の公式写真6度目の優勝を果たした大の里。こちらは2026年9月の写真で、同場所は豊昇龍が全休したため2人の直接対戦はありません。

二所ノ関部屋公式X Xで元の投稿を見る ↗

大の里と豊昇龍についてよくある質問

大の里と豊昇龍の対戦成績は何勝何敗ですか?

2026年9月場所終了時点で、本割は大の里の2勝9敗です。うち不戦勝・不戦敗各1番を除いた、土俵で成立した取組は1勝8敗。2025年9月の優勝決定戦は別に1勝しています。

大の里が豊昇龍に勝ったのはいつですか?

本割で実際に相撲を取って勝ったのは2024年9月場所14日目の押し出しです。2024年7月には不戦勝、2025年9月には優勝決定戦の寄り倒しもあります。

2025年9月場所は大の里と豊昇龍のどちらが勝った?

千秋楽の本割では豊昇龍が押し出しで勝ち、続く優勝決定戦では大の里が寄り倒しで勝ちました。優勝は大の里です。

大の里は豊昇龍が苦手なのですか?

取組が成立した本割の対戦成績は1勝8敗で、数字上は豊昇龍が大きく先行しています。ただし、横綱同士の優勝決定戦では大の里も勝っており、すべての対戦が同じ結果になるわけではありません。

直近の大の里と豊昇龍の取組はいつ?

2026年1月25日、初場所千秋楽です。この一番は豊昇龍が寄り切りで勝利。2026年9月場所は豊昇龍が全休しており、直接対戦はありませんでした。

この記事で参照した主な資料

対戦日・勝敗・決まり手は日本相撲協会の公式星取表を中心に照合し、優勝決定戦は通常の本割と分けて集計しました。

その他の参考資料(15件)を見る

確認時点:2026年10月20日。成績は同年9月場所終了時点の記録です。次の直接対戦が行われた場合は、最新の日本相撲協会公式記録で更新します。

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