第75代横綱・大の里泰輝の出身地は、石川県河北郡津幡町(つばたまち)です。石川県金沢市の隣にある町で、地元の津幡町少年相撲教室に小学1年生から通い、相撲の基礎を身に付けました。その後、新潟県への相撲留学と日本体育大学での活躍を経て、2025年には横綱になりました。
大の里の故郷を語るなら、出身地の地名だけでなく、地元の指導者たちや後輩とのつながりも欠かせません。この記事では、日本相撲協会・津幡町・津幡小学校・日本相撲連盟の資料をもとに、少年相撲教室の歴史、初優勝を祝う2万5千人のパレード、地元巡業、横綱昇進を祝った3万7千人のパレードを振り返ります。3つの現地映像も紹介します。
大の里の出身地は石川県河北郡津幡町|金沢市の隣の相撲が盛んな町
| 基本情報 | 確認できる内容 |
|---|---|
| 本名・四股名 | 中村泰輝(なかむら だいき)/大の里泰輝(おおのさと だいき) |
| 生年月日 | 2000年6月7日 |
| 出身地 | 石川県河北郡津幡町 |
| 卒業した小学校 | 津幡町立津幡小学校(学校公式サイトで卒業生と紹介) |
| 少年期の相撲クラブ | 津幡町少年相撲教室 |
| 中学以降の進路 | 新潟県糸魚川市の能生中学校・海洋高校を経て日本体育大学 |
| 所属部屋 | 二所ノ関部屋(茨城県阿見町) |
| 横綱昇進 | 2025年5月28日、第75代横綱 |
大の里の出身地は、日本相撲協会の歴代横綱プロフィールにも「石川県河北郡津幡町」と明記されています。津幡町は金沢市に隣接する町で、昔から町内の子どもたちが相撲に親しんできました。日本相撲連盟は、町内で全国選抜社会人相撲選手権大会が開かれてきたことなどを紹介しています。
本名は中村泰輝。津幡町の出身でも、所属部屋は茨城県
大の里の本名は中村泰輝です。地元は石川県津幡町ですが、プロとして所属するのは茨城県稲敷郡阿見町の二所ノ関部屋。師匠は元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方です。
地元に所属する相撲部屋があるという意味ではないので、「大の里の相撲部屋はどこ?」と調べた方は二所ノ関部屋を選んだ理由・師匠との関係をご覧ください。
7歳から通った津幡町少年相撲教室|横綱の原点
大の里が相撲を始めたのは小学1年生のころ。アマチュア相撲の経験がある父に勧められ、地元の津幡町少年相撲教室に通い始めました。本人は後年の取材で、最初から相撲を強く希望していたわけではなく、勝てるようになるにつれて面白さが増したと振り返っています。
この少年相撲教室は、公益財団法人日本相撲連盟のクラブ紹介によれば1973年(昭和48年)設立。津幡町総合体育館の土俵を拠点に、地域の子どもたちへの指導を続けてきた団体です。記事の公開時点の開催曜日を案内するのではなく、長年続く育成活動という歴史に注目します。
小学生の大の里は、いつも圧倒的に強かったの?
現在の堂々とした相撲からは想像しにくいですが、当時を知る指導者は、少年時代の大の里が最初から全国で飛び抜けて強かったわけではないと振り返っています。町内の教室で大人の指導者に胸を借りながら稽古し、少しずつ力を付けていきました。
同教室のコーチに取材した週プレNEWSの2025年の現地取材では、小学生時代の成長と、中学以降に大きく力を伸ばした経緯が紹介されています。生まれつき強いだけでなく、稽古と進学の選択を重ねてきたことが分かります。
津幡小学校も、大の里を卒業生として応援
大の里が卒業した津幡町立津幡小学校は、2025年5月の4回目の幕内優勝を受け、学校の公式サイトで卒業生の活躍を紹介しました。学校では「大の里コーナー」を掲示し、子どもたちがその姿から挑戦する気持ちを学んでいる様子が伝えられています。
これは「母校が誰かを祝った」という一度限りのニュースだけではありません。地域で育った力士が、次の世代の目標になっているという意味で、相撲びとが残しておきたい故郷とのつながりです。学歴の年表や中学・高校・大学の実績は大の里の出身校と学生相撲の実績に詳しくまとめています。
12歳の決断|津幡町から新潟県へ相撲留学
小学校6年生になると、大の里はより強くなることを目指し、石川県を離れて新潟県糸魚川市で相撲を学ぶ進路を選びました。親元を離れて能生中学校へ進み、その後は海洋高校、日本体育大学で競技を続けます。
本人が語った双葉社『THE CHANGE』のインタビューでは、少年相撲で勝てるようになり、さらに強くなりたいと思うようになった過程が明らかになっています。故郷を離れたことと、故郷との縁が切れたことは同じではありません。 大の里はその後も津幡町で応援される存在であり続けています。
| 時期 | 津幡町と大の里の関係 |
|---|---|
| 2000年6月 | 石川県河北郡津幡町に生まれる |
| 小学1年~6年 | 津幡町少年相撲教室で相撲の基礎を学ぶ |
| 小学6年の時期 | さらに強くなるため、新潟県での相撲留学を決意 |
| 2023年5月 | 大学を卒業してプロ入り・初土俵 |
| 2024年7月7日 | 幕内初優勝を祝う津幡町の凱旋パレード |
| 2025年4月7日 | 約55年ぶりの津幡町での春巡業に参加 |
| 2025年6月29日 | 横綱昇進を祝う地元パレードと表彰式 |
2024年7月7日|初優勝の凱旋パレードに2万5千人
2024年5月場所、大の里は新小結で12勝3敗の初優勝を果たしました。その快挙を祝うため、7月7日には津幡町で凱旋パレードが開催されました。町役場と文化会館シグナスを結ぶ町内のコースに約2万5千人が集まり、師匠の二所ノ関親方とともに沿道の声援に応えました。
当日の映像には、地元の同級生や少年相撲教室の後輩が大の里に声をかける場面があります。横綱になる前の、初めての凱旋パレードの空気を確かめられる記録です。
初優勝が決まった取組や決まり手については大の里の幕内優勝歴を公式映像で振り返る記事にまとめています。
2025年4月7日|約55年ぶりの津幡町巡業で地元の後輩と再会
2025年4月7日には、地元で春巡業・津幡場所が開催されました。津幡町での巡業は約55年ぶり。大関だった大の里に加え、同じ町の少年相撲教室で学んだ後輩の欧勝海も参加しました。
地元の子どもたちへの稽古や交流も行われ、本場所とは違う相撲の楽しさが伝わる一日でした。石川テレビの映像では、大の里と欧勝海のぶつかり稽古、巡業でのまわしの色、地元の子どもたちとの交流などを確認できます。
2025年4月の地元巡業については石川テレビの当時の現地取材でも説明されています。巡業開催の案内ではなく、その日に開催された記録として紹介しているため、次の巡業予定と混同しません。
2025年6月29日|横綱昇進パレードに約3万7千人
2025年5月28日、第75代横綱への昇進が正式に決まりました。津幡町は地元出身力士の偉業を祝うため、6月29日に横綱昇進祝賀パレードを開催しました。開催は津幡町公式サイトでも正式に発表されています。
この日は師匠の二所ノ関親方とともにオープンカーで町内を進み、沿道に集まった人は約3万7千人。2024年の初優勝パレードの約2万5千人を大きく上回りました。報告会では津幡町民栄誉賞と石川県民栄誉賞も贈られています。
パレードで分かる「大の里」と「泰輝」の二つの顔
石川テレビの取材では、地元の同級生や商店の人たちが大の里を祝う様子が紹介されています。本場所では横綱として厳しい勝負を続ける一方、故郷では少年時代から知っている人々に迎えられます。こうした距離の近さは、全国で活躍する力士と故郷のつながりを知る手がかりです。
「2025年6月29日のパレードに行くには?」という未来の案内ではなく、過去の記録として残す記事です。今後新たな祝賀行事があった場合には、その行事だけを年・日付を付けて追記できます。
津幡町は大の里以外の力士も育ててきた|少年相撲の文化
津幡町少年相撲教室からは、大の里のほかにも欧勝海が角界へ進みました。2025年4月の巡業映像では2人がぶつかり稽古をし、地元の子どもたちへ相撲の魅力を伝えています。
日本相撲連盟は町内の少年相撲教室の歴史や、町内で子どもたちの相撲大会が開かれてきたことを紹介しています。大の里一人の成功を偶然の出来事として見るのではなく、相撲が地域の競技文化として根付いてきたことにも注目したいところです。
ただし、教室の現在の募集状況や稽古日時は変更される場合があります。訪問や参加を検討する際には日本相撲連盟の津幡町少年相撲教室の紹介などから、最新の案内を確認してください。
故郷で撮った写真や観戦記録を後から加える価値
津幡町のパレード、巡業、相撲教室などは、テレビ映像でも雰囲気が分かります。一方、実際にその場にいた人のオリジナル写真や観戦メモがあれば、文字と公式映像だけでは伝わらない現地の魅力も紹介できます。
相撲びとでは、本人撮影またはWeb掲載を許可された写真を後から追加できる仕組みを用意しています。写真を掲載する際には、撮影日・撮影場所・撮影者・何を見て感じたかをセットにします。現地に行っていない人が取材したかのような説明は付けません。
大の里の出身地・津幡町についてのよくある質問
大の里の出身は石川県のどこ?
石川県河北郡津幡町です。金沢市に隣接する町で、津幡町少年相撲教室で小学1年生から相撲を学びました。
大の里の出身小学校はどこですか?
津幡町立津幡小学校です。学校の公式サイトでも大の里を卒業生と紹介しています。
大の里が相撲を始めたのは何歳から?
小学1年生、7歳ごろからです。父に勧められて町内の少年相撲教室へ通い始めました。
大の里はなぜ石川県から新潟県に行った?
もっと強くなるため、小学校6年生のときに中学校からの相撲留学を決意したと本人が振り返っています。
大の里の相撲部屋は石川県にある?
いいえ。所属する二所ノ関部屋は茨城県稲敷郡阿見町にあります。出身地と部屋の場所は違います。
津幡町で大の里の祝賀パレードは何回行われた?
この記事で紹介した大規模な祝賀パレードは2024年7月7日の初優勝時と、2025年6月29日の横綱昇進時の2回です。今後の新しい行事を含めた全期間の回数を断定するものではありません。
この記事で参照した主な資料
出身地と学校・少年相撲教室は協会・学校・競技団体の公式情報に基づき、パレードと巡業の数字は開催当時の現地映像と町の発表を照合しました。映像は撮影・公開元の公式YouTubeを直接埋め込んでいます。
内容の対象:本人の少年時代、2024年7月7日の初優勝パレード、2025年4月7日の津幡町巡業、2025年6月29日の横綱昇進パレード。いずれも開催済みの歴史的な記録です。
大の里の関連記事:総合プロフィール/小学校・中学・高校・大学の学歴/父親・母親と家族の支え/二所ノ関部屋を選んだ理由/大の里の四股名の由来。










