第75代横綱・大の里の「不祥事」として記録に残っているのは、2023年9月に二所ノ関部屋内で20歳未満の力士と飲酒し、2024年4月22日に日本相撲協会から厳重注意を受けた件です。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も同時に厳重注意を受け、4月30日の新三役会見で師弟が謝罪しました。
「何があったのか」「処分はどうなったのか」「いじめや暴力があったのか」といった疑問が混同されやすいため、協会の調査を伝えた報道、師匠自身の説明、会見での謝罪を時系列で整理します。事実として確認できることと、検索サイトなどにある未確認の主張は分けて扱います。
大の里の不祥事は2023年9月の飲酒問題|何があった?
事件の発生時期は2023年9月です。二所ノ関部屋に所属していた大の里が、部屋の中で20歳未満の幕下以下の力士と一緒に飲酒したことが、後に協会に報告されました。
日本相撲協会による聞き取り調査の結果を伝えた2024年4月の報道では、大の里は相手の力士が20歳未満であることを知りながら飲酒していたとされています。日本の法律では、成年年齢が18歳になった後も飲酒できる年齢は20歳以上です。
この件の公表内容は、日刊スポーツ(2024年4月22日)、デイリースポーツ(4月23日)、スポニチ(4月22日)など、複数の報道で照合できます。
協会の対応と謝罪までを時系列で確認
| 日付 | 何が起きたか | 確認できる対応 |
|---|---|---|
| 2023年9月 | 二所ノ関部屋で大の里が20歳未満の幕下以下力士と飲酒 | その後、部屋内で師匠が指導 |
| 2024年4月中旬 | 日本相撲協会が本人と師匠に聞き取り | 問題の経緯を確認 |
| 2024年4月22日 | 協会が問題を公表 | 大の里と二所ノ関親方に厳重注意 |
| 2024年4月30日 | 新小結昇進に伴う会見 | 師弟が頭を下げて謝罪 |
| 2024年5月場所 | 大の里は新小結として本場所に出場 | 12勝3敗で初優勝 |
2024年4月22日、協会は「厳重注意」と発表
協会が2024年4月22日に伝えた対応は厳重注意です。部屋の師匠である二所ノ関親方も対象になりました。調査結果は勝ノ浦コンプライアンス部長から伝えられました。
「処分を受けた」という説明をする場合でも、厳重注意を出場停止・解雇・番付降下などと取り違えないことが重要です。当時の協会発表を伝えた報道には、そうした処分が科されたという説明はありません。
4月30日の新小結会見では師弟で謝罪
2024年4月30日、大の里は新小結昇進に伴う会見に師匠と一緒に臨みました。会見の冒頭で二所ノ関親方が謝罪し、大の里自身も周囲に迷惑をかけたことを認め、土俵上の努力を通じて信頼を取り戻す意向を語っています。
取材当日の説明は、日刊スポーツ・新小結会見とデイリースポーツの会見報道で確認できます。さらに師匠は、2024年5月1日掲載の本人コラムでも飲酒問題について説明し、指導する考えを表明しています。
いじめや暴力もあったの?飲酒の事実と分けて考える
「大の里 いじめ」「大の里 暴力」といった検索語もあります。しかし、検索された言葉だけで、いじめや暴力があったと決めることはできません。
今回確認した2024年4月の協会対応と主要各紙の報道で、認定された行為として説明されているのは20歳未満の力士との飲酒です。少なくともこれらの公表内容をもって、「大の里がいじめや暴行をしたと協会が認定した」とは言えません。
これはあくまで今回照合した資料の範囲を述べたものです。SNSや匿名掲示板の投稿を事実として加えることはせず、新しい公的発表や信頼できる一次取材があれば内容を確認して整理します。
飲酒を強要したという事実も公表された?
参照した報道は、20歳未満の力士が同席し一緒に飲酒した事実と、それを知っていたことを問題として説明しています。飲酒の強要が協会の調査で認定された、という記述は確認した記事にはありません。 「一緒に飲酒」と「強要」を同一視しないことが必要です。
その後、大の里はどうなった?横綱昇進まで
2024年4月の謝罪後、大の里は5月場所に新小結として出場し、12勝3敗で幕内初優勝しました。さらに2024年9月場所に2回目の優勝を果たし大関へ、2025年3月・5月場所の連続優勝を経て、2025年5月28日に第75代横綱への昇進が正式に決定しています。
これらの競技上の記録は日本相撲協会の公式資料で確認できます。ただし、その後の活躍が2023年の出来事をなかったことにするわけではありません。 事実と日時を分けて記録することが大切です。
横綱昇進までの全13場所を通した記録は大の里の横綱昇進と出世の速さの記事、初優勝からの記録は優勝回数と公式映像の記事で確認できます。
公式映像で見る2024年の新小結昇進会見
日本相撲協会の公式チャンネルには、2024年5月場所を前にした新小結昇進会見の映像が残っています。この動画は新小結昇進会見として公開されたものであり、飲酒問題の調査資料や処分の公式記録の代わりにはなりません。取組を通じて次の目標を語る大の里の姿を見るために紹介しています。
大の里の飲酒問題についてよくある質問
大の里の不祥事は何ですか?
2023年9月に二所ノ関部屋内で20歳未満の力士と飲酒し、2024年4月22日に日本相撲協会から厳重注意を受けた件です。
大の里はどんな処分を受けましたか?
協会が公表した対応は厳重注意でした。師匠の二所ノ関親方も同時に厳重注意を受けています。
大の里がいじめをしたという事実は確認できますか?
2024年4月の調査結果を伝えた報道で認定された問題は20歳未満の力士との飲酒です。少なくとも、照合した資料には、いじめを認定したという内容は確認できません。
大の里は謝罪していますか?
はい。2024年4月30日の新小結会見で、師匠とともに謝罪したことが複数のスポーツ紙で報じられています。
この件で出場停止になりましたか?
確認した2024年の協会対応の報道では厳重注意とされています。その後の2024年5月場所には新小結として出場し、12勝3敗で初優勝しました。
この記事で参照した主な資料
当時の日本相撲協会の対応を報じた複数の媒体と、師匠の本人名義のコラムを照合しました。匿名投稿や真偽の確認できない追加の疑惑は資料として使用していません。
確認日:2026年10月27日。対象は主に2023年9月の出来事と2024年4月に公表された処分・謝罪です。後年の未確認情報や匿名の主張を事実として追記しない方針です。










