第75代横綱・大の里が所属しているのは二所ノ関部屋(にしょのせきべや)です。師匠は二所ノ関寛親方で、現役時代は第72代横綱・稀勢の里として活躍しました。部屋の所在地は茨城県稲敷郡阿見町。大の里は石川県出身ですが、大学卒業後に茨城県のこの部屋へ入門し、横綱になりました。
大の里が数ある相撲部屋から、なぜ二所ノ関部屋を選んだのか。本人のインタビュー、部屋公式サイト、日本相撲協会の資料を照合すると、相撲に集中できる環境、稽古設備、師匠への信頼が大切な理由だったことが分かります。朝稽古や一門連合稽古の公式映像も交え、相撲ファンの視点で詳しく紹介します。
大の里の所属部屋は二所ノ関部屋!場所と師匠の基本情報
| 項目 | 大の里と所属部屋の情報 |
|---|---|
| 力士 | 大の里 泰輝(おおのさと だいき) |
| 所属部屋 | 二所ノ関部屋 |
| 師匠 | 二所ノ関 寛親方(元横綱・稀勢の里) |
| 部屋の所在地 | 〒300-1152 茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷139-1 |
| 大の里の出身地 | 石川県河北郡津幡町(所属部屋の住所とは別) |
| プロ入り | 2023年4月に入門会見、同年5月場所で幕下10枚目格付出から初土俵 |
| 横綱昇進 | 2025年5月28日に正式決定/2025年7月場所から新横綱 |
| 部屋公式サイト | 二所ノ関部屋公式ホームページ |
所属部屋の住所と師匠については日本相撲協会・二所ノ関部屋の公式紹介に掲載されています。
二所ノ関親方とは誰?元横綱・稀勢の里が師匠
二所ノ関部屋を率いる二所ノ関寛親方は、現役時代に「稀勢の里」の四股名で活躍した第72代横綱です。2017年3月場所から横綱に昇進し、2019年1月場所に現役を引退。その後は若い力士の育成に力を注ぎ、現在は部屋の師匠として大の里や白熊らを指導しています。
稀勢の里から大の里へ、同じ部屋から新しい日本出身の横綱が誕生したという点も注目されています。二所ノ関部屋の公式ホームページには、歴代横綱の名前とともに大の里が紹介されています。
なぜ大の里は二所ノ関部屋を選んだ?本人が語った3つの理由
大の里は2023年に日本体育大学を卒業して角界入り。学生相撲でタイトルを重ねた実績から複数の相撲部屋に関心を持たれる中、最終的に二所ノ関部屋を選びました。決断の理由を推測で補う必要はありません。本人が取材で詳しく説明しています。
理由1.相撲に集中できる茨城県阿見町の環境
2024年10月の本人インタビューで、大の里は阿見町の新しい部屋について、周辺に娯楽施設が少なく、相撲に集中できることを選んだ理由の一つに挙げています。都会から距離があることを不便さではなく、稽古に打ち込む環境として捉えたのです。
中学進学時にも石川県の親元を離れ、新潟県で相撲留学をした大の里。より強くなるために環境を選ぶという考え方は、大学卒業後の部屋選びにもつながっています。
本人が語った入門理由は双葉社「THE CHANGE」の本人インタビュー(2024年)で確認できます。
理由2.土俵が2面ある、稽古のための設備
二所ノ関部屋の本拠地には稽古用の土俵が2面あります。これは師匠自身が部屋の公式紹介で掲げている特色です。待ち時間を少なくし、力士がより効率よく稽古できる環境を整えています。
日本体育大学の本人インタビューでは、大の里が大学時代の3面土俵と比較し、二所ノ関部屋にも2面の土俵があることを語っています。学生時代に親しんだ、数多く相撲を取れる環境が入門後も続いたことが分かります。
理由3.師匠・稀勢の里から直接指導を受けたい
環境だけではありません。大の里は二所ノ関親方に教わりたいという気持ちも明かしています。複数の部屋を検討する中で、見学時に高安から胸を出してもらった経験も、プロの世界を知るきっかけになりました。
本人が部屋選びを振り返った週プレNEWSのインタビュー(2025年)では、プロの力士の胸や腰の強さを体で感じたことが語られています。
| 入門を選んだ要素 | 本人・部屋の発信で確認できること |
|---|---|
| 稽古に集中できる立地 | 阿見町の落ち着いた環境を、自分に合った選択肢と考えた |
| 2面の土俵 | 順番待ちを減らし、数多く稽古できる設備 |
| 師匠への信頼 | 元横綱稀勢の里から学びたいという意思 |
| 自分で選んだ進路 | 他人任せではなく、体験・見学を経て入門先を決めた |
大の里の朝稽古と身体づくり|動画でわかる部屋の特徴
二所ノ関親方は、相撲の伝統を大切にしながら、合理的な稽古環境と身体づくりにも取り組んでいます。二所ノ関部屋の公式サイトによれば、フリーウエイト器具を備え、外部の栄養サポートなども導入。大の里本人も、入門後は四股・鉄砲・すり足といった基礎動作を徹底するようになったと語っています。
公式動画① 二所ノ関部屋での大の里の稽古風景
まずは、親方ちゃんねる(日本相撲協会公式)が公開した2025年10月の二所ノ関部屋の稽古映像です。短い動画ですが、テレビ中継の取組とは違う、日々の土俵の雰囲気が伝わってきます。
公式・協力企業動画② 2024年6月の朝稽古を詳しく見る
こちらは、二所ノ関部屋を応援する渡辺通商株式会社が、2024年6月15日に開催された稽古見学会で撮影した映像です。力士たちの動き、稽古場の広さや練習の様子が分かるため、所属部屋をイメージするのに役立ちます。
撮影日・公開の経緯は撮影・公開元の渡辺通商による案内で確認できます。映像は2024年6月の稽古風景です。現在の番付や所属者を示す映像ではありません。
公式動画③ 一門連合稽古で横綱大の里と大関琴櫻が対戦
2025年9月6日には、二所ノ関一門の力士が集まる連合稽古が行われ、横綱大の里と大関琴櫻の稽古の様子が日本相撲協会公式動画で公開されています。
この動画の会場は佐渡ヶ嶽部屋です。二所ノ関部屋の普段の朝稽古と混同せず、「一門の仲間と行う稽古」として見ると、さまざまな力士との力比べが理解しやすくなります。
二所ノ関親方が大の里をどう育てた?初優勝から横綱まで
大の里は2023年5月場所、幕下10枚目格付出で初土俵。2024年1月に新入幕し、5月に初優勝、9月に2回目の優勝を果たして大関昇進へ進みました。さらに2025年3月・5月の連続優勝で、2025年5月28日に第75代横綱への昇進が正式に決定しました。
二所ノ関親方は、すぐに小手先の技を覚えさせるのではなく、まず前へ出る力や基本の姿勢を磨くことを重視してきました。2024年の初優勝時点でも、土俵で押す圧力の重要性を語っています。
師弟の指導内容については日刊スポーツの二所ノ関親方への取材(2024年)、横綱までの場所数と昇進の背景については大の里の横綱昇進・最速13場所の記事をご覧ください。
横綱昇進伝達式は二所ノ関部屋で開催
2025年5月28日の横綱昇進伝達式は、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われました。師匠のそばで大の里が口上を述べる姿は、入門時からの成長と師弟関係が伝わる場面です。
二所ノ関部屋には大の里以外に誰がいる?
二所ノ関部屋には大の里だけでなく、十両の白熊をはじめ、幕下以下にも多くの力士が所属しています。部屋は複数の力士が一緒に稽古する場所なので、大の里の活躍を通して部屋全体を知る楽しみもあります。
| 力士名 | 2026年9月場所後の公式掲載区分 |
|---|---|
| 大の里 | 幕内・横綱 |
| 白熊 | 十両 |
| 花の海・麒麟龍・今村・麟虎 | 幕下 |
| 羅漢児・古田・尼王など | 三段目 |
| そのほかの若手力士 | 序二段・序ノ口など |
最新の所属力士や親方のプロフィールは日本相撲協会の二所ノ関部屋紹介に掲載されています。相撲びとの二所ノ関部屋ガイドでは、部屋全体の情報を別に確認できます。
二所ノ関部屋の稽古見学はできる?公式の案内を確認
「大の里の稽古を現地で見てみたい」という方も多いでしょう。ただし、二所ノ関部屋の公式FAQによると、稽古見学会は後援会会員を対象に、日時を指定して開催されています。一般の見学者が好きな日に突然訪問して自由に見られる仕組みではありません。
見学会の開催状況、申し込みの条件、後援会の案内は二所ノ関部屋公式サイトのよくある質問・後援会の公式案内を確認してください。会費や内容は更新されることがあります。
阿見町の部屋は基本的に稽古のための場所です。観戦目的の訪問は、必ず事前の案内・許可に従ってください。
相撲ファンが稽古映像で注目したい、身体の見どころ
試合の結果だけでなく、力士の体つきや動きに注目したいファンには、稽古映像も見応えがあります。ここでは先ほどの公開映像を観る際のポイントを3つにまとめました。現地撮影の感想ではなく、映像を楽しむための視点として紹介します。
胸・肩から腕までのつながり
押し合う場面では、胸と肩をどう使い、腕をどこへ伸ばすかに注目できます。相手に圧力をかけたときの体勢と、仕切り直す際の姿勢を見比べると、土俵上の大きさだけでは分からない動きが見えてきます。
腰を落とす位置と下半身の安定
四股やすり足、ぶつかり稽古の姿勢では、足の開き方や腰の低さがポイントになります。動画の撮影角度によって見え方が違うので、単純に他の力士と筋力を比較するものではありません。
稽古のときと本場所でのシルエットの違い
稽古場では本場所と違う角度や近さから力士の体が映ることがあります。まわしの色や身体の輪郭、構えが変わる瞬間など、相撲が好きな方ならではの観察ポイントが見つかります。今後、運営者が実際に撮影した写真を掲載する際には、撮影日・撮影場所を添えて、映像と見比べられる形で紹介します。
大の里の部屋と師匠についてのよくある質問
大の里はどこの相撲部屋に所属していますか?
二所ノ関部屋です。所在地は茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷139-1。
大の里の師匠・親方は誰ですか?
現役時代に第72代横綱・稀勢の里として活躍した二所ノ関寛親方です。
大の里が二所ノ関部屋を選んだ理由は?
本人は、相撲に集中できる阿見町の環境、設備の良さ、二所ノ関親方から学びたいという思いを挙げています。大学卒業後、自分の意思で入門先を決めたと語っています。
二所ノ関部屋は誰でも見学できますか?
いいえ、自由に出入りできる施設ではありません。公式FAQでは後援会会員限定の日時指定による稽古見学会が案内されています。最新の受付状況を公式サイトで確認してください。
大の里と高安は同じ部屋ですか?
同じ部屋ではありません。 高安は田子ノ浦部屋所属です。高安は稀勢の里の現役時代からの兄弟弟子で、大の里が二所ノ関部屋を選ぶ前の見学で稽古をつけてもらった経緯が本人インタビューにあります。
大の里が二所ノ関親方のもとで身に付けてきた右差し・左おっつけ・寄りの取り口は、大の里はなぜ強い? 得意技と強さの理由で公式動画とともに分析しています。
この記事で参照した主な資料
部屋の所在地・師匠・所属力士は日本相撲協会と二所ノ関部屋公式サイト、入門理由は本人インタビューで確認しました。稽古映像は、協会公式と企業が撮影したものを区別して掲載しています。
確認時点:2026年10月21日。所属力士・番付・稽古見学の条件は変更されることがあります。
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